「三連複フォーメーション、1頭・3頭・5頭」と書かれていても、必ず1×3×5=15点になるわけではありません。同じ馬を一つの組合せへ二回入れることはできず、三連複では順序が違うだけの同じ三頭も一つの買い目です。
点数を正しく数える目的は、予想の見た目から総支出を誤解しないことです。ここでは組合せの計算を扱い、どの買い目を選ぶべきかは判断しません。購入する場合は投票画面の確定前に表示される点数・総額も必ず照合してください。
ボックスは候補頭数から計算する
候補がn頭で、順序を問わず二頭を選ぶ組合せはn×(n-1)÷2、三頭ならn×(n-1)×(n-2)÷6です。順序を指定する馬単はn×(n-1)、三連単はn×(n-1)×(n-2)になります。
| 候補頭数 | 馬連・ワイド | 馬単 | 三連複 | 三連単 |
|---|---|---|---|---|
| 3頭 | 3点 | 6点 | 1点 | 6点 |
| 4頭 | 6点 | 12点 | 4点 | 24点 |
| 5頭 | 10点 | 20点 | 10点 | 60点 |
| 6頭 | 15点 | 30点 | 20点 | 120点 |
馬連とワイドは二頭の組合せ数は同じですが、的中条件は異なります。点数が同じだから同じ予想とは言えません。券種の条件はJRAの説明で確認します。
三連複の1頭軸流しを数える
軸馬1頭を固定し、その馬を含まない相手候補から二頭を選ぶ場合、相手がm頭ならm×(m-1)÷2点です。軸1頭・相手5頭なら10点になります。相手欄に軸馬も書かれている場合は、その重複を除いてから数える必要があります。
三連複の2頭軸流しなら、固定した二頭以外の相手一頭ごとに1点です。2頭軸・相手5頭なら5点になります。ただし、三連単で着順を固定する場合やマルチを使う場合は別の数え方になるため、三連複の式を流用しないでください。
フォーメーションは組合せを列挙する
三連複で、1列目が1、2列目が2・3、3列目が2・3・4という例を考えます。機械的な掛け算なら1×2×3=6ですが、同じ馬が重なるものと、同じ三頭の重複を取り除きます。
| 列から選んだ並び | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 1・2・2 | 除外 | 同じ馬が二回入る |
| 1・2・3 | 採用 | 異なる三頭 |
| 1・2・4 | 採用 | 異なる三頭 |
| 1・3・2 | 重複 | 三連複では1・2・3と同じ |
| 1・3・3 | 除外 | 同じ馬が二回入る |
| 1・3・4 | 採用 | 異なる三頭 |
有効な買い目は1・2・3、1・2・4、1・3・4の3点です。三連単で同じ列を使うなら順序が違う1・2・3と1・3・2は別なので4点になります。
馬番号を整理してから計算する
同じ列に同じ番号が二回書かれていても候補が増えるわけではありません。区切り記号や全角数字による読み違いにも注意し、一列ごとに重複を除いた馬番号の集合として整理します。開催レースに存在しない番号を入力していないかも別に確認します。
手計算が難しいときは、短い組合せなら紙に列挙して照合できます。AAAの点数計算ツールでも三連複・三連単のフォーメーションを数えられます。ツールは算数の補助で、実際の出走馬や発売可否を判定するものではありません。
点数から購入額へつなげる
均等購入なら、点数×1点の金額が合計です。三連複10点を各100円なら1,000円、三連単60点を各100円なら6,000円です。「同じ5頭を買う」という説明でも、券種を変えれば負担が大きく違います。
一部の組合せだけ厚く購入する場合は、各買い目の金額を個別に足します。平均単価を使うと、整数単位の端数や重複購入を見落とすことがあります。別々のフォーメーションに同じ買い目が含まれる場合も、実際の購入ではその分の金額が積み上がる点に注意します。
点数の削減は別の予想になる
予算が合わないため一部の相手を削ると、元の予想と的中条件が変わります。結果を集計する際に、サイトの指定どおりの点数と、自分が減らした点数を混ぜないでください。元の買い目を保存し、変更点を別欄へ記録します。
購入点数を増やすことも同様です。保険のつもりで買い目を追加しても、総支出が増えるため、的中したときの収支が改善するとは限りません。まず費用を計算し、条件が理解できない場合は購入を見送る判断も必要です。
確認用の簡単な手順
- 券種を確認し、順序を区別するか決める。
- 各列の番号を整理し、列内の重複を除く。
- 同じ馬を二回以上含む組合せを除く。
- 順序を問わない券種では同じ集合を一つにする。
- 点数と単価から合計し、投票画面の総額と照合する。
マルチは単純に6倍でよいですか?
元の指定方法と候補の重なりによって確認が必要です。三頭の全順序が6通りであることと、すべての入力方式の点数を無条件に6倍できることは別です。最終的な買い目を確認してください。
同じ買い目が二つの列から出たら無料で増えますか?
組合せを数える際は重複を一つにしますが、別の投票として二回購入すれば金額は二回分です。候補の重複と実際の購入操作の重複を分けて考えましょう。
二頭の候補を両方の列へ置く例
別の例として、三連複の1列目を「1、2」、2列目も「1、2」、3列目を「3、4、5」とします。最初の二列からは同じ馬を二度選べないため、使えるのは1と2の組合せです。3列目の候補をそれぞれ加えると「1・2・3」「1・2・4」「1・2・5」の3点になります。二列に同じ候補を書いても、三連複の2頭軸流しと同じ組合せになるケースです。
この候補を三連単の各着順へ割り当てれば、1着と2着が「1・2」の場合と「2・1」の場合は別の買い目です。3着候補が各3頭あるので計6点、1点100円なら600円となります。ただし1や2が3着に入る組合せは含みません。二頭の軸馬をどの着順にも置く三連単マルチを意図していたなら、これは別の指定です。表示された列が自分の想定した範囲か、点数だけでなく着順を見て確かめます。
計算ツールを使う場合も、入力した列が「着順の指定」なのか「順不同の候補」なのかを最初に選択します。番号の前後に空白がある、同じ番号を二度入力した、全角数字になっているといった入力上の問題と、予想内容の問題は切り分けて確認してください。点数が想定と違ったときに単価を変えて帳尻を合わせると、誤った組合せのまま金額だけ一致することがあります。
最後は購入画面に表示される券種・全買い目・総金額で照合します。手元の点数表は確認を助けるもので、出走取消や発売条件の変更まで含む投票システムの表示を置き換えるものではありません。
数字と買い方の具体例を読む
三連複の流しを選ぶ場合は、1頭軸と2頭軸の点数・的中範囲で、同じ5頭から作る買い目と予算を比較できます。